相振り飛車を振り返る

<旧ブログからの移行>

 1ヶ月くらい前から部内でリーグ戦が始まってましたがようやく順位が決まりました. 私の成績は5勝4敗で順位は10人中5位…ちょうど中央です(´・ω・`)

 いずれの対局に通じることは軽い攻め方が多くを占めてしまったこと.対局相手にも「攻めが軽い」「攻守の切り替えができてないと思う」などなどアドバイスを貰いました.そんな中で,下記に貼ったのがリーグ戦とは別の1局です.
 戦型は先手三間飛車-後手四間飛車の相振り飛車,相右矢倉.対局相手は部活でも将棋ウォーズでもお世話になってる はむろんさん.最近のはむろんさんは角交換四間飛車をよく指されるので,本局は相振り飛車になる可能性が濃厚でした.


まで93手で先手が投了.詳しい棋譜の解説は会長がやってくれたので他の部分を考えようと思います.

 29手目の▲7四歩は▲3七銀が優っていました.次に△5五銀~△4六歩がありそうですが▲5四歩で打ち返せば問題ありません.本局では自陣が堅くなく,攻めるには不十分な構えで仕掛けたのがまずいです.ここで後手に4筋の歩を切らせてしまったのが本局一番の敗因だったと思います.

 51手目に▲8六角は矢倉崩しの常套手段として▲7七桂~▲6五歩が教科書的な攻めと思われますが,後手の左桂を活用した4筋の攻めが早い上に急所を射抜いているためどうやら間に合いません.そのため▲6五歩から火蓋を切る手がここで指す手だったと思われます.以後△同歩▲同銀△同銀▲同飛と進みます.ただ△6四歩に▲6八飛△7七角成▲同桂△5九角が気になるの….

 61手目の▲3七桂は意味がなく,感想戦でも厳しく指摘されました(´・ω・`).この手は自陣を薄くするだけでなく,取られて△2五桂打から後手の攻めが問題なく続いてしまうためです.したがって桂跳ねは受けになってません.そこで▲5六歩により後手の5五角をいじめる手があることが最善手だったようです.△4七歩成は▲5五歩で角を取り込んで凌ぐしかありません.また,△3七桂成に対して本譜の▲同金もありえない手でした.ここでは▲同銀が自然な一手です.結論として▲3七桂はありえない手でした.

 89手目は▲4一飛車成が正着かと考えていましたが,実は▲4二飛車成が後手玉への詰めろとなってます.以後,後手が無視して先手を攻めれば(先手玉に即詰みはない),▲7一銀打△同王▲6一金打で△同玉なら▲5一飛打で即詰み.△8二王と逃げても▲7二龍と切れば簡単な詰み将棋.(AOK氏談)

というところが反省点.

攻めるタイミングと守るタイミングが両立できれば素晴らしいですが,慣れないうちはどちらか一方に方針を置くほうが良いという結論です(´・ω・`)

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